はろー。
結構久々の更新。
いかんね、習慣づけられない人間は。笑
24FWシーズンも、
6月下旬から
ジワジワと立ち上がり、
すっかり秋冬物一色に仕上がった店内。
新作が埋め尽くすこの時期は
毎度のことながら、
やはりアガる。
気がつけば9月。
ここから年の瀬までは
一気に駆け足。
入荷しては無くなり、
盛り上がっては消えていく。
常に購買とは
刹那の出会い。
是非とも
日々、見落としなきよう、
チェックしてもらえたら。
さて、
そんな入荷最盛、真っ只中な折、
ついに今週末、
新しく見つけてきた、
否、
新しく"生まれてきた"。
今季デビュー。
私、小山から皆様へ、
最高にプッシュしたい
ニューブランドがスタートするよ。
KAKAN(カカン)は、
24FWシーズン、
まさに今季よりスタートする
日本のニットウェアブランド。
まずあらかじめ言っておきたい。
ここのニットは、
本気でヤバいです。
本気で。
クラフトマンシップと
アーティスティック。
双方の"異次元"を
感じてもらえることを約束しよう。
ほっこりと可愛くなりがちな
ニットというプロダクトを、
《クールで、誰もがカッコ良く着れるもの》
として提案する
ニューエイジなスタイルを持った
ユニセックスニットブランド。
デザイナーは、
弱冠25歳の工藤花観。
18歳の若さで渡英し、
セントラルセントマーチンズに入学。
名門で英才教育を受けたのちに、
ミラノへ移住。
イスティチュート・マランゴーニの
ファッションデザインコースを卒業した
服飾芸術のサラブレッドだ。
そんな花観氏を
Yohji Yamamotoで
ニットウェアのデザインや生産のキャリアを積んだ
確かなテクニックを持つパートナー、
梶井氏が支える形で
デュオとして活動している。
"有機的でありながら後世に残るような
タイムレスなものづくり"に根差す
彼らのニットウェアは
"生命を宿したようなエネルギーと
芸術作品のような美しさがある"。
羊飼いから毛を買い、
それを紡いで糸にすることから
モノづくりをスタートさせる
KAKANのプロダクションは、
ニットウェアの可能性を
無限に広げる表現を有している。
『糸が向かいたい方向を意識しながら編み立てる』
と話す
彼らのニッティングは
僕たちに新しい感覚を植え付ける。
ーうちのニットは生なんです。
着る人の体型や骨格に馴染むように
ニットが馴染むよう編み立てる
KAKANのニットは、
着用者にとってのベストな形に
生地が馴染むように身体を覆う。
毛の特性を理解した上で、
それを活かすように紡ぎ、編み立てる。
彼らが話すその価値観や感覚には、
衣料としてのニットという概念を超えた
芸術性を強く印象付けられた。
職人気質な生産背景と
アーティスティックで、
唯一無二なクリエーションが
非常にストイックに追求されながら
同居するKAKANのニットに、
僕はニットウェア新時代の幕開けを見た気がした。
『服は感情を映す鏡であり、
本当の自分を守ってくれる鎧でもある。』
VOGUEのインタビューで
そう語る花観氏の価値観は、
KAKANのニットそのもののように感じる。
自分を大切にする為に、
ファッションを充実させてほしいし、
それを叶えるために、
〈丁寧に作り込まれたもの〉、
自分らしさを最大限に引き出してくれる
〈芸術的なもの〉を身に纏う必要は
確かにあるよね。
ーニットは誰でも一番格好良く着こなせるもの。
糸が身体を伝う感覚、
生地が身体を包む感覚。
自分自身を
最大限に尊重しながら、
カッコ良く、美しく魅せる
その独自のクリエーションは、
ニットウェアの価値観を
間違いなくアップデートしてくれる。
具体的なアイテムの説明は、
実際に入荷してからの
お楽しみとしておくが、
デュオの2人がアトリエで1点ずつ
ハンドで編み上げる手紡ぎニットシリーズは
特に凄まじいよ。
生き物のような有機質と
生のような柔らかさは
幾多のニットに腕を通してきた僕でも
未体験の感覚だったよ、、、。
また、
あまりにも素晴らしいブランドだったので、
デビューシーズンながら、
いきなり【別注】もしております😎
彼らの表現、モノづくりを
より多くの方に届けられるよう
最大限に尊重した、
至極のエクスクルーシブとなっているから
是非そちらにも期待していただきたい。
9/7(土)
今季の買い付け分を
別注含めて全て揃えて
千駄木店にて一斉ローンチする。
是非、
これからの時代を紡ぎあげる
新しいニットブランドのデビューを、
その歴史の証人になってもらえたら
バイヤーとしてこの上なく嬉しい。
お楽しみに😎
(Director : Koyama)