アントワープのレジェンドによる、ロマンの集大成
-MARINA YEE-
こんにちは。
Amanojak.の白川です。
先日更新したトピックにて、MARINA YEEの代表的アイテムのデニムパンツにフォーカスしましたが、今回の特集では同ブランドのクリエイティブについて改めてピックアップ。
また、MARINA YEEは通常であればセールの対象外ブランドとなりますが、現在開催中のブラックフライデーでは対象となりますので、今回のトピックスを機会に是非ご注目いただけたらと思います。
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※前回のMARINA YEEのトピックスは下記のページよりご覧くださいませ。
「アントワープのレジェンド、MARINA YEEが生み出す、ジャポニスム的デニムとシャツ。」
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"ORIGAMI"
日本人の遺伝子に刷り込まれているほどに馴染み深い遊び。
Marina Yeeとも非常に親交の深かった、Martin Margielaの作り出した、地下足袋をベースとする"タビブーツ"。
Maison Margielaから派生したMM6では、風呂敷から着想を得た"ジャパニーズバッグ"も作り出されているが、アントワープから生まれたデザイナーとの意外な結びつきが多い日本の文化。
MARINA YEEはそんな日本独自の文化から折り紙をチョイスし、クラシカルでオーセンティックな不変のアイテムで表現している。
クラシカルで緊張感溢れるテーラードウェアには、ラペルを乱雑に折り紙を折るかのように畳んでダーツで留めることで品行方正に整った表情にノイズを走らせており、思わず目を惹きつけられるような異物感を与えているのだ。
トラウザーにはウエストを無数に摘まんで段違いのフォルムを作り出したり、いたってシンプルなニットにはダーツを一点入れて十字状の歪みを生み出したりと、アートとも捉えられるような異彩を放つ存在感は、MARINA YEEの"折り紙"のクリエイティブによる賜物。
アントワープのレジェンドが作り出すアイテムにはオーセンティックさに新たな価値観が付加されている。
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"脱構築的デザイン"
脱構築的なデザインワークも目を見張るポイント。
折り紙もそんなデザインワークの中の一つだが、その中でも驚きのデザインによるアイテムがある。
Marina Yee自身がトレンチコートを着た状態で椅子に座り、その時のシルエットや生地の動きの状態をそのままに表現した驚きの一着。
不規則で複雑な動きをダーツで見事に作り出していながらも、コートとしての佇まいをしっかりと残して違和感のない着心地なのは、計算し尽されたデザインや緻密なパターンワークによるもの。
トルソーに着させた状態でのモノ単体での佇まいは、ミュージアムピースと言われても遜色のない異彩を放っている。
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"UPCYCLE COLLECTION"
MARINA YEEのアーカイブを解体して異なるアイテムに変換したり、ビンテージをベースに新たにデザインする、アップサイクルコレクションも見逃せないところ。
上下で全く異なる質感のコートや、ミントコンディションのビンテージのテーラードジャケットの表地を切り抜いて芯地を覗かせたデザインなど、よりMARINA YEEのクリエイティブが活きるアイテムがラインナップされている。
更にこのアップサイクルコレクションは、アントワープのアトリエにてハンドメイドで手掛けられており、その中でも【"UCC 1" Patchwork jacket】はMarina Yee自身が直々に作り出しており、レジェンドが実際に作っているというロマン性も非常に魅力である。
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MARINA YEEのいくつものデザインワークについて振り返りましたが、アントワープのレジェンドのクリエイティブは今も健在しており、新たな価値観によるアイテムを現在進行形で生み出しています。
現在の数多くのデザイナーズやMartin Margielaにも多大なる影響を及ぼすと共にシーンに新たな系譜を作り出した、MARINA YEEのロマン溢れる一着をこの機会に手にしてください。
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MARINA YEEのブランドページは下記のリンクからご覧くださいませ。
Written by Shirakawa
(Instagram : @amanojak.shirakawa)