どうも廣川です!
“美しい”
音楽、文章や料理など
様ざまな「コト」や「モノ」に使われる言葉。
無論、
洋服にも使われますよね!
Amanojak.でも
多数の美しい洋服を扱わせてもらっていますが、
その中でも、
細部への美しさ、
職人的な美しさへの拘り方を取り入れたアイテムが
入荷して来ているので、
今日はそれらをご紹介させてください!
ビーバーダブルフェイス リバーオーバーコート
Size:0,4
Color:BLACK
¥132,000-(in tax)
ビーバーダブルフェイス リバーマント
Size:1
Color:BLACK
¥121,000-(in tax)
この2つのアイテム名に
含まれるリバーというワードですが、
リバーシブルを指すのではなく、
「リバー仕立て」を指します。
で、気になるのは
「リバー仕立て(カラゲ)」とは何モノ?
ということです。
「リバー仕立て」は簡潔に伝えると、
手まつりによる、
毛抜き仕立て(リバー縫製)で総仕上げ。
詳しく説明すると、
二重織り(ダブルフェイスとも)を
つなぐ糸(接結糸)に
ディバイダーという
リバー仕立て専用の機械で裂け目を入れ、
2枚に剥がした生地の端を内側に織り込み、
手まつりで仕立てる「毛抜き合わせ」の製法で、
着物や高級テーラードなどに
用いられることが多いですね!
このディバイダーという専用の機械で
生地の端をカッティングしていくのですが、
生地を傷つけないように
丁寧に割いていくのには
高い技術が必要となり、
時間もかかるそうです。
知り合いのデザイナーに聞いたのですが、
まつり縫いで仕上げるのも難しいけど、
生地を割く作業も
同じぐらい難しいよ~とのことでした。。。
生地を割いた後は
こんな感じになります。
ご参考まで。
少し話が逸れたので、
戻しますが、
手まつりができる職人の引退が
昨今では相次ぎ、
日本国内でリバー生産を行える工場は、
今や数社となってしまっているそうです。
では、なぜ、
コストのかかるリバー仕立てを
あえて既製服で取り入れるのかですが、
それは、
シンプルに
、
、
、
、
“美しい”からです。
継ぎ目のステッチをなくすこと、
つまり、
シルエットと同様に
見た目の美しさを
限りなく最大化させる。
この製法から生まれる
通常のステッチでは体現することができない
洋服全体から溢れ出る
ミニマルかつ柔和な佇まい。
美を最大化する製法を
ナチュラルに取り入れているのは
とても08sircusらしいアプローチ!
他にも、
ツイルダブルフェイス リバーフーディーコート
Size:4,5
Color:KHAKI GREY
¥132,000-(in tax)
ツイルダブルフェイス リバードレス
Size:0
Color:KHAKI GREY
¥92,400-(in tax)
この2アイテムも
リバー仕立てで仕上げられていますので
こちらもチェックしてみて下さい!
拘りの詰まった製法、
リバー仕立て。
まさに職人ありきの製法。
今回のBLOGを書くために
リバー仕立てについて
色々と調べましたが、
想像以上に
時間と労力が掛かる製法だというのを
あらためて知りました。
その上で、
リバー仕立てに限らず、
同じように手間のかかる製法を採用したアイテムを
取り扱わせてもらっているので、
より愛を持って、
今以上に洋服に向き合おう!という気持ちに
させてくれました!
1つのアイテムには
沢山の想いが詰まっているので
これからも
色々とお伝えさせて頂きますね!
今回はこのあたりで~
それではまた!!!
(STAFF:HIROKAWA)