どうも廣川です!!!
唐突ですが、
FRANK LEDER
と聞いて、
直観的にみなさんの頭に浮かんでくるのは
何でしょうか???
アルチザンブランド、ドイツ、
ヴィンテージファブリック、ベッドシーツetc.
色々とあるでしょうが、
僕にとって
FRANK LEDERと聞いて
すぐに思い起こされるのは、
DEUTSCHLEDER(ジャーマンレザー)
農耕や酪農、工場など
労働階級をベースとした
コレクションを作ることも多々あるブランドにとって
このテキスタイルは必要不可欠。
DEUTSCHLEDERは
高価な本革が買えない人のために
安価かつ丈夫で風も通さず
汚れも目立ちづらいコットン素材。
生地感の硬度と耐久性は
まるでレザーのようで
コットンとは思えないほど……
他に類を見ない
質実剛健なテキスタイル。
それはもう、
着ても着てもなかなか身体に馴染まないほど硬い。
でも辛抱し、着続けることで
自分の身体に徐々に馴染んでいく
じゃじゃ馬のように愛らしい存在。
そんなブランドにとって、
必要不可欠だったこの生地は
実は、コロナの煽りを受け、
生地の生産を依頼していた工場が閉鎖してしまい、
惜しまれつつも
先シーズンで生産が終了に……
ブランドのファンとしては
ただただ、ショックでしたね……
それを一番感じていたのは
他でもデザイナーのフランクだったでしょう…
ですが、彼は転んでも
ただでは起きない不屈のメンタルで
それもたった1年という短い期間で、
DEUTSCHLEDERを復活させちゃいました!!!
これには展示会で驚きを隠せませんでしたね…( ´∀` )
ここで勘が良い方は
工場が閉鎖したのにどういうこと?
と思われるはず。
LIGHT WEIGHT DEUTSCHLEDER BOMBER JACKET
COLOR:RED
SIZE:M
¥151,800-(税込み)
→ブログを書いている内に完売しました。。。
LIGHT WEIGHT DEUTSCHLEDER TROUSERS
COLOR:RED
SIZE:S、M
¥64,900-(税込み)
うーん、どうでしょう、
あくまで僕の感覚的に
半分復活といったところでしょうか?
あえて、
このような表現をした理由は、
従前の生産背景で作れておらず
オリジナルの硬さの半分ぐらいの硬度だから。
ただ、硬さについては
オリジナルと比べると柔らかくなった
NEW DEUTSCHLEDERの方が
お好みの方もいるはず!
ましてや、
これぐらいを生地感を
待ってた方・望んでいた方も
いたのでは!?と思います。
生地の硬さは半分ほどですが
表と裏を反対にし、
起毛感のあるテクスチャーは健在。
着続けることで、
身体に馴染みつつ
生地の起毛感は少しず~~つなくなり、
つるっとした表情に
徐々に変化していきます。
あと、
今回の生地がREDなのも
理由がありまして……
前回のBLOGでも少し触れましたが、
23AWシーズンのクリエーションは
FRANK LEDERが1人で作り上げました。
彼がブランド立ち上げ当初から
好んで使っていたカラーが
BROWNやGREIGEなどの
温かみのある色味。
今回は、
彼の好みが全面に押し出されたコレクションのため
チョイスされたカラーがREDという訳です。
そう聞けば、
このカラーチョイスは納得できる話ですし、
彼のコレクションにスーッと自然に馴染む感じも
とても好感が持てますよね!
そして僕は
FRANK LEDERのデザイナーとしての
拘りと言いますか、執念みたいなモノを感じます。
願えば叶う!わけではないですが、
目標を達成するために
愚直に行動に移すスタンスがとても素敵です。
聞いたところによると、
生地の硬さは、ここから少しずつですが
オリジナルの硬さに近づけていき、
ゆくゆくは完全復活をさせるのが
デザイナーの当面の目標らしいですよ!
僕としては
今回の生地もオリジナルの生地も
どちらの生地ともに好きなので、
オリジナルの復活を待ちながら
今回の生地も楽しみたいと思います♪
ストーリーのぎっしりと詰まった
新生GDEUTSCHLEDER!
是非、お試しあれ~!
それでは!!!
(STAFF:HIROKAWA)