GUIDIのNEW "ICON" BOOTSが

こんにちは。
かなりご無沙汰の更新になってしまいました。
バイヤーズノート。
今日も愛を込めて。
タイトルからもわかる通り、
今回は、GUIDIです。
日頃からオンラインストアや
店舗をご利用いただいている方には
半ば既知の情報で、
首を長くして待ってくださってた方も
いらっしゃったと思うのですが、
そう、2年ぶりですかね。
別注いたしました😎
GUIDIに、
特別なブーツを。
ありがたいことに業界内外で
すっかり『GUIDI買うならAmanojak.』と
認知が浸透しつつあり、
毎年100足くらいは
販売させていただいている
Amanojak.北千住店の"象徴"。
僕達にとってもGUIDIは、
自分達が提案するスタイルにとって、
不可欠なアイテムであり、
プロダクトとしても、
全面的に愛し、
誇りを持って取り扱っている
絶対的な存在なんですよね。
中でも定番であり、名作の
PL1=フロントジップや
788=バックジップは、
ブランドのアイコンブーツの域を超え、
〈Amanojak.のスタッフブーツ〉のような、
ある意味、
ユニホーム的なシューズにまで伸長し、
愛されている存在となっています。
普遍的に履ける意匠やクオリティ、
そして
完全に唯一無二なその佇まいを両立する
タイムレスながらユニークなスタイルに
僕はもはや愛することを超越し、
嫉妬すら覚えるまでに至りまして笑
GUIDIが誇る
"二大巨頭"である
〈フロントジップ〉と〈バックジップ〉に
最大限のリスペクトを抱きながら、
Amanojak.においての
"NEW ICON BOOTS"を
-第三の選択肢-として提案できないか、
そう画策し、
別注プロダクトを製作いたしました。
"BIAS ZIP"
これが僕が考える、
第三の名作になり得るデザイン。
GUIDIのブーツと言えば、
【贅沢に大きく使ったホースレザー】と
【ミニマルなジップスタイル】。
これがスタンダード。
根底に根付くプロダクション。
斬新で面白い、
そんな切り口で提案するブーツも
もちろんやりたいのはやりたいんだけど、
今回は"別注を第三の名作に"。
ここを基軸に考えました。
我々、Amanojak.の価値観が反映されながら、
ニュートラルに合わせやすく、
かつ、個性的で唯一無二なもの。
ここをゴールとするならば、
別注ブーツは、
フロントジップやバックジップよりも
わずかに天邪鬼で個性的。
それでいながら普遍性はできるだけ保つ。
そんなものにできたら、と
考えて製作いたしました。
ベースとなるモデルは、
〈NB06V〉。
これは
24AWシーズンに登場した新型で、
アイコニックな
スチールトウグリルパーツと
ややシャープな木型が印象的な
バックジップブーツ。
こちらを土台に😎
重複にはなりますが、
そもそも僕はフロントジップも
バックジップも大好きで、
リスペクトがあるんですよね。
それゆえに、
PL1や788などを
ベースにしたくなくて。
リスペクトしてるがゆえに、
できるだけ異なるアプローチから
第三の名作を生み出す
アウトプットができれば、と思って。
NB06Vの美しいくびれとシャープなフォルム、
バックジップデザインながら、
定番のそれとは一味も二味も違うニュアンスに
"これだ!"と即決したのをよく覚えてます。
そうして決まったプロトタイプに、
さあどう味付けして、
我々らしいエクスクルーシブにしよう。
そもそも
GUIDIに限らず
別注っていうものは、
本当に刹那な感性や膨大なアイデアが
カオティックに機会を待ち、
信じられないほど悩み、
煮詰まる時もあれば、
ものの5分で
あっさり組み上がってしまう時もあります。
今回の別注はどちらかと言えば後者で、
テーマとして、
"やりすぎることを潔しとしない"分、
いわゆる、
『棒を1本動かして式を完成させなさい。』的な
最大公約数というか、
最小カロリーで最大の効果をもたらすことを
狙ったので、
一瞬のひらめきで仕上がりました。
GUIDIのブーツにおいて
重要なエレメントである
大きくとったオブジェクトダイの
ホースレザーと煌めくジップディテール。
フロントでもバックでもないなら、
『ナナメに入れよう!』。
安直な発想と言われれば、
特段、反論の余地はないのですが、
ナナメにジップを通すことで、
歩行に際したジップへの負荷軽減にも
一定の効果が期待できるのではないか?と、
機能美というか、
合理性、必然性みたいなことも
同時に満たすことができ、
バイアスジップデザインを
採用するに至りました。
サンプルを作り、
約1年ほど、
ややタイトめなサイズで
ガシガシ履き込みましたが、
ジップは今のところ壊れる気配はない。
10年20年と履くブーツなので、
どれほど壊れにくくなっているかは
まだ測れてないところはありますが、
バイアスにジップを走らせて
負荷を逃すデザインは
ジップの抗破損性を高めてくれてるはずです。
"バックジップの木型に
フロントジップをバイアスに"
バックジップデザインの木型って、
ブーツのシャフト(筒)が後ろに斜行していて、
そこに脚が入り、可動することで、
その象徴的なシワが豊かに表れるんですよね。
〈革のドレープ〉、
〈革の靴下〉などと表現される
美しい履きジワは、
バックジップ最大の特徴であり意匠なのです。
対するフロントジップは、
シャフト部分が後ろに斜行しておらず、
加えてセンターにジップが走っている為、
履きジワに関しては、
バックジップのようにはなりません。
しかし、その反面、
センターを走る煌めくジップが
それを凌駕するほどの存在感と
チャームポイントを発揮します。
今回の別注では、
そんな双方の異なる魅力を
上手くそれぞれから抽出できればと思い、
バックジップの木型に
フロントジップをバイアスに、という
"イイとこどり"を実現しています。
僕が考えたこのアプローチは、
GUIDIにまた新たな魅力をもたらすことを
約束するとともに、
Amanojak.にとって
最もアイコニックでスタンダードな
GUIDIを末長く体現してくれるはずです。
長々とくどいほどの説明にはなってしまいましたが、
要するに、
僕達が自信を持って、
オススメしたい最高のGUIDIブーツが
完成しました👋
僕達はこのモデルを
自分達の『誇り』として、
末長く愛し、取り扱っていこうと思います。
初めてGUIDIを買う方にも
推したい1足ですし、
何足もお持ちの方にも、
オススメできる1足に仕上がりました。
2/15(土)より
北千住店、千駄木店にて
販売させていただきます。
予約も取っていた分、
すでにサイズ欠け間近なので、
是非お早めに見に来ていただけたら嬉しいです。
よろしくお願いします🙇♂️
Director : Koyama